Ubiquitous Avatar Platform
データは企業ではなく、個人に帰属する。1つのIDが無限の可能性を開く「Body Data Passport」。
GAFAに代表されるこれまでのデジタル経済では、個人のデータはサービス提供者(企業)側に蓄積・独占されてきました。 しかし、VRCが扱う「ミリ単位の3D身体データ」や「バイタルデータ」は、究極の個人情報(センシティブデータ)です。 これを従来の仕組みで流通させることは、プライバシーの観点から不可能です。
VRCは、Web3の概念を取り入れた独自のデータ管理・連携プラットフォーム「UAP」を開発。 エンドユーザーの明確な同意がない限りいかなる企業もデータにアクセスできない一方、 ユーザーが望めばアパレル、フィットネス、エンタメ、観光といったあらゆる異業種のサービスへシームレスかつ安全にデータを連携できる特許技術を備えています。
3層構造のLayer 2 — 入力(Capturing)と出力(Service)を繋ぐ中核基盤
エンドユーザーのデータを安全に保管する「個人用金庫」。 データの所有権は常にユーザーに帰属し、同意なしにアクセスされることはありません。
パートナー企業がユーザーデータを活用して自社サービスを高度化するための「APIハブ」。 生データを受け取ることなく、パーソナライズされた結果のみを利用できます。
身体の立体形状、寸法サイズ、姿勢、部位体積など。
顔、髪、肌の色、着用している衣服などの色彩情報。
体重、体脂肪率、体表面温度マップなどのヘルスケア指標(拡張予定)。
UAPの中核となる4つの特徴
特許取得済みの安全なデータ連携
ブロックチェーン技術等を活用した「安全性」と「多様なサービス連携」を両立させる独自のデータフォーマットと管理手法。
従来のシステムでは、パーソナライズサービスのために生の人体データを第三者企業のサーバーへ渡す必要がありました。しかしUAPでは、「第三者企業に生データを渡さずとも、パーソナライズされたサービス結果だけを利用できるスキーム」を構築。情報漏洩リスクを根本から遮断します。
異業種間の相互利用
UAP IDは特定のブランドや業界に縛られません。業界を跨いだデータの重複利用が可能です。
「A社(アパレル店舗)のスキャナで取得したデータ」を「B社(フィットネスクラブ)のアプリ」で成果確認に使い、「C社(エンタメ施設)」で自分の3Dアバターとしてゲームに登場させる。単一サービスでは得られない巨大なLTV(顧客生涯価値)と、パートナー間の相互送客エコシステムを生み出します。
時系列トラッキング
1回限りのデータ保存ではなく、過去から現在に至るデータを時系列で一括管理します。
ユーザーの体型が加齢やトレーニングによってどう変化したかを「点」ではなく「線」で記録・比較。アパレルにおける「買い替えタイミング」やフィットネスにおける「成果の可視化」など、継続利用(リテンション)を強力に促進します。
パートナー向け管理機能
API提供に加え、アセット管理やBI(統計解析)ツールなどの包括的な管理機能を提供します。
エンドユーザーに提供する3DコンテンツやARグッズ等の利用権限(利用期間、地域、メタバース上の用途制限など)の設定・管理や、個人特定を排除した全体利用傾向・トレンドの自動解析により、商品の需要予測やサービス改善のフィードバックデータを提供します。
パートナー企業がUAPを通じてエンドユーザーにサービスを提供するまでの技術的フロー
例:アパレルブランド XYZ社がエンドユーザー Aさんにサービスを提供する場合
Integration
XYZ社が提供する既存の自社アプリ(またはECサイト)に、VRCのAPI/SDKを組み込みます。
ID Binding
エンドユーザーがXYZ社のアプリにログインし、「UAP連携」を実行。XYZ社の会員IDとUAP IDがセキュアに紐付けられます。
Consent Request
ユーザーが機能を利用しようとした瞬間、UAPから明示的な同意(オプトイン)を求めます。
Processing & Delivery
同意後、VRCのクラウド上でデータが処理され、生データではなく「最適サイズ」や「合成済み試着画像」のみがAPI経由でパートナーアプリへ配信されます。
UAPの強力な機能をビジネスに組み込むにあたり、パートナー企業側には以下の前提条件をご理解いただく必要があります。
UAPは完成されたSaaS機能を提供しますが、パートナー企業独自の世界観(自社アプリやサイト)の中で提供するためには、パートナー企業側でのシステム開発(APIの呼び出しやUIの構築)が一定程度必要となります。
Privacy by Designを徹底しているため、エンドユーザーの同意なしにデータを裏側で解析・利用することはシステム上不可能です。パートナー企業は「データ連携のメリット」をユーザーへ明確に提示し、気持ちよく同意ボタンを押してもらうためのUX設計を行う必要があります。
取得された身体データはVRCのものでもパートナー企業のものでもなく、エンドユーザーのものです。ユーザーがUAP上で「連携の解除」を行った場合、以降はそのユーザーの最新身体データを利用したサービス提供ができなくなるという「データ主権のルール」を前提としたサービス運用が求められます。